第21回 公開講演会

                                          
 と き  2007年2月3日(土) 14:00〜17:00
 ところ  福山人権交流センター 福山市佐波町262-3(084-951-5700)
 内容       「丸腰で紛争に飛び込む」
 講師   大 畑 豊さん 「非暴力平和隊・日本」共同代表

  非暴力平和隊(NP)は、訓練を受けた国際チームを紛争地に派遣し、非暴力的方法によっ
て紛争解決がなされるよう護衛的同行などのサービスを提供する国際NGO。1999年のハーグ
平和国際会議で提案され、2002年に設立。2003年9月よりスリランカにチームを派遣してい
る。
 大畑さんはNPのモデルとなったNGO「ピース・ブリゲード・インターナショナル(国際平和旅
団、PBI)」のボランティアとして93〜94年スリランカへ派遣された。
 軍事費分の税金を不払いする「良心的軍事費拒否の会」運営委員、「沖縄のガンジー」とい
われた故・阿波根昌鴻の遺志をつぐ「財団法人わびあいの里」の機関紙「花は土に咲く」の編
集委員などを務める。
 非暴力トレーニングやガンジーがインド独立の手段とし象徴とした糸紡ぎ「チャルカ」の講習
会などもする。
                                                              



 協力券  1000円(高校生以下無料)
 主 催  フォーラム フリー(PHREE)・備後靖国問題を考える念仏者の会
      念仏者九条の会・備後
                                (連絡先 0824-63-8042)

  「憲法9条は理想にすぎない」という人は残念ながら、世界ではまだ多い。「憲法9条の実践こ
そが21世紀の世界に平和をもたらす」ということをいかに説いていくのか、国内外に緊急に求
められている大きな課題である。
 いま世界において市民レベルで憲法9条を地で行く活動を行なっている組織がある。NP(非
暴力平和隊)である。非暴力平和隊は1981年創設の「国際平和旅団」などの活動を基に、
1999年オランダのハーグ平和市民会議によって提唱され、国際NGOとして活動を開始してい
る。
 非暴力平和隊の活動は、大きく4つ。「護衛的監視」「国際的監視」「対立しているグループ間
の交渉と和解の促進」「緊急行動ネットワーク」で対立する両者の話し合いの環境と場づくりで
あるという。2003年には20年間紛争の続いているスリランカへ隊員が派遣され紛争解決の活
動を続けている。NPJ(非暴力平和隊・日本)の共同代表をつとめる大畑さんは「国際平和旅
団」の時代にスリランカの活動に従事した体験を持つ。
 その大畑さんはこう言う。
 「紛争解決は武力ではなく、国の枠を超えた市民による 非暴力の介入こそ唯一の道です」
と。


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